セルソフト
約8年前から株式会社アイラボCyto STD研究所椎名先生のご指導の下、医療器具・医療容器の日本有数のメーカーである大成化工株式会社様、大成メディカル株式会社様と共同開発を続けて居りました女性用セルフサンプリングキット「セルソフト」が今般上市の運びとなりました。
この「セルソフト」は昨今話題になっております、フェムテック(女性を意味するFemale と技術を意味するTechnologyの融合)分野でのプライバシーに配慮した自己検査具として開発段階から高いご評価を頂いて居りました。
今後女性の皆様にとって少しでも早い段階でご自身の身体の状態を確認できる、プライバシーに配慮したデバイスとして子宮頸がん検査細胞診やHPV検査はもとより、STD(性感染症)検査やフェムテック関連の膣内フローラ検査等にも対応できる女性用セルフサンプリングキットとしてお役に立ちたいと念願致しております。
このセルソフトは前身である子宮頸癌検査用加藤式自己擦過法器具をベースに女性が少し違和感を持っておられた挿入部分を少し細くすると共に外観も冷たい感じが有った白色からピンク色に変更しました。
又、本体部材も従来の石油由来から植物由来に変更し、現在のSDGs活動に適合した原料を使用しております。
使用者が適切に子宮頸部から細胞を取れるように本体ハンドル部分を6回廻して頂きますか、手元で確認頂ける様にノッチをつけて分かり易く確認して頂ける様に改良しております。
尚、検査会社様から要望が有りました採取した細胞が漏れない本体構造にも改造済みです。
この様な改善を行っておりますので、加藤式以上に安心してお使い頂けると確信致しております。
子宮頸癌細胞診及びHPV検査
本年4月以降準備が出来た行政単位から子宮頸癌住民検査が従来からの細胞診からHPV検査への順番が、まずHPV検査を行い
陽性反応が出た場合に細胞診を行う事に変更されています。
今回上市致します「セルソフト」はHPV検査も細胞診も両方実施できるセルフサンプリングキットです。
HPV検査で陽性と判定された場合、次に細胞診を行う必要が有ります。
「セルソフト」は検査会社様での対応によって異なりますが、検査会社様で液状処理をされた検査検体が残されている場合は
改めて細胞診検査に再度出向く必要は有りません。
これは忙しい皆様にとって大きなメリットと思料致します。
原則は医師採取ですが、忙しくて決められた場所に行けない方や医師採取に関し忌避感をお持ちの方が結局子宮頸癌検査を受けない現状から日本では検診受診率が40数%と外国の受診率70~80%と比較して低い現状の要因の一つとなっております。
この様な結果として年間1万人近くの方が子宮頸癌に罹患され、約3千人の方々が亡くなっている悲しい状況を惹起していると思料。
HPV検査では細胞診とは異なり自己採取具による検査は認められておりますので、当社の「セルソフト」での自己採取により、忙しくて決められた場所に行けない方や医師採取に関し忌避感をお持ちの方が子宮頸癌検査を受けて頂き、早期の子宮頸癌の発見に結び付けて頂ければと、心より祈念致しております。
参考論文:ASIAN PACIFIC JOURNAL OF CANCER PREVENTION誌 第25巻第5号に
「セルソフト」を使用した自己採取法によるHPV検査の検証論文が掲載されております。
STD(性感染症)検査
一般的に性感染症に分類される症例としては梅毒、HIV,クラミジア、トリコモナス、淋病、細菌性膣炎、カンジタ等が挙げられます。
梅毒、HIVは血液検査でしか判定出来ませんがその他の症例は細胞診にて検査が出来ます。
今回上市します「セルソフト」は細胞診に最適なセルフサンプリングキットととして45年間の販売実績がある加藤式の改良版ですので、安心してご使用頂けます。
この検査を希望される方々は不安感や恥ずかしさから郵送検査を希望される方が増えております。
郵送検査会社の関係者の皆様にはこの「セルソフト」の利用をお勧め致します。
フェムテック検査(膣内フローラ検査)
昨今SDGsの一環として女性特有の健康問題が見直され、フェムテックとの言葉が女性の健全な健康状況と生活の質向上させる動きと連動して社会的に認知されて来ました。
このフェムテックの動きから例えば膣内フローラ検査に注目が集まっております。
膣内の細菌状況を調べる検査ですが、特に乳酸菌の状況に注目です。
ラクトバチルス属の乳酸菌が多ければ妊孕性が改善され、結果的に妊娠の可能性が増すことはご高承の通りです。
低ければ細菌性膣症やカンジタ膣炎等の感染リスクが高まります。
「セルソフト」は細胞診での検査に最適なセルフサンプリングキットですので、まず、「セルソフト」によりご自分の膣内の状況を確認して頂ければと思っております。
「セルソフト」に関するお問合せ
電話:06-6878-2300
E-mail:k-yoshida0210@outlook.com
URL:http://ko-yoshida.co.jp
ご注文方法
医療関係者の方からのご注文は、FaxまたはWEBで下記のご注文フォームより承ります。
- FAXでのご注文
- 下記の注文書をダウンロードおよびご記入いただき、FAXでお送り下さい。
※利便性向上のために注文書を改訂いたしました - 注文書(FAX送付用)(186 KB)
- 注文書送付先FAX番号
- 06-6943-0902